介護ある安心余生 フィリピン・マリンドゥケ
 

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人間いずれは誰かのお世話が必要になります。





定年後、最も必要なのが「介護問題の解決」です。

家族に迷惑を掛けない余生

一人暮らしの安全余生

 生活習慣を見直し、改善し、適度な運動を継続し、栄養のバランス食を食べ、良質な睡眠の余生を送れば、介護の生活は迂回、病気にならなくても、必ず起こるのが老化現象です。ある日突然い襲いかかる機能不全が誰にでも起こることです。
 健康な余生を期待するなら自助努力として、生活習慣を見直し、改善し、規則正しい生活習慣を付けなくてはなりません。その第一歩は早寝早起き、食事は決められた時間に三食を楽しく、一口噛み噛み30回を守り、野菜から食べ炭水化物系は最後に食べる習慣性が大切です。日の出の太陽が観れる、早朝の散歩が可能な立地が健康長寿には大切です。太陽が東から昇り、西に没するのが見える環境がとても大切になるのです。
 私たちには、日が暮れれば眠る、太陽が昇れば起きる、概日リズム(サーカディアンリズム)と呼ばれる体内時計のリズムが、視交叉上核のメラトニンというホルモンによって調整されます。そしてセロトニンの分泌で快適老後が約束されます。早寝早起きの生活習慣で日の出の散歩が体内時計のリセットにつながります。日々楽しくなる散歩路も必要です。私達には
「感動」することで脳が活性し元気になり、体の活力につながります。空気がキレイであることも移住の条件にしなくてはなりません。
 「自分は大丈夫」、60代では理解は難しいことですが、適正な生活習慣で要介護にならなくても、介助は必ず必要になります。それが年寄なのです。海外移住先を決める条件にしたければならないのが、「もし、要介護になったらどうするか」、「病気になったらどうするか」、「食生活をどうするか」、「生活の家政、金銭管理をどうするか」。確かに、治安が良いとか便利性、物価が安いことも移住の条件に必要ですが、後期高齢を考えれば何の意味も持たなくなります。
 まず
、「健康管理に必要な環境」、「誰に面倒を見てもらうか」が、もっとも大切な移住の条件にしなくてはなりません。老年とは人に面倒を見てもらわなければ生活ができなくなるということです。物価が安いのも魅力の一つですが、一番の海外移住の条件は「人件費が安い」、「年寄に優しい国民性」の国を選ばなければなりません。
 
その全ての条件を満たす可能性があるのが、フィリピンはマリンドゥケと私は、選択しました。



●フィリピン移住で叶う、24時間介護
 
介護は老いと共にいずれは必要になります。現在日本には4万9000人を超える100歳以上の高齢者がいますが、そのう内の8割は女性です。そして残念ながらその半数以上がが寝たきりといわれています。同じ長寿を得れるのなら元気、いわゆる自分の考え、自分の足で行動できる超高齢者でありたい望みは老人の願いでもあるのですが、残念ながら高齢を元気に楽しむのはホンの一握りの選ばれた人なのです。
老いを感じてからでは遅い、介護問題は定年後から真剣に考え対策が必要なのです。老いが進みまず、必要になるのが介助、そして老化現象が体全身に現れる頃には本格的な介護生活が待ち受けています。
現在の50代、60代は親の介護に明け暮れる生活は家庭愛は口では言い表せない大変さが伴います。老老暮らしも同じこと、夫婦のどちらかの老後の人生を無くすことにも繋がるのです。余生とは、老後に残された人生を幸せに楽しく暮らす人生はそれぞれにあるのです。老々暮らしは、家政・家事をどちらかが担うことでもあるのです。その生活も80代前半まで、老化現象が進行します。そしてどちらかが倒れ、介護が必要になればそれまでの生活が崩壊することになるのです。
そこで、双方が楽しめる人生の選択肢があることを知らなくてはなりません。清水の舞台から飛び降りる選択肢でもありますが、フィリピン移住で解決できるとしたら話し合いの一考があるのです。
至れり尽くせりの介護、ご自分の専属ヘルパーの支援の人数も思いのままに可能です。要介護になれば24時間専属の介護も思いのままに受ける事が可能です。健康の為に自分で出来る事は自分でしましょう。と、高齢者の自助自立を盛んに言われる風潮がありますが、確かに衰える機能回復に役立つのならと思いますが、機能回復を願うなら他にもいろいろな手立てがあると思います。早朝散歩に出かけるのこ一考です。ステキな景色に感動するのも一考です。
家政、家事など本来は後期高齢者は行うべきではないのが年寄の本音です。少子化で、家族構成も変わり核家族の社会になりました。一人っ子が生み出した老後の生活の変貌です。
そこで考え方、「支えの手」があるフィリピン移住暮らしでは最小限の自助自立で済みます。現在健常者はともかく、介護が必要な人は日常生活の自助自立(着替えなど)は必要ありません。必要なのは食事を美味しく食べること、楽しむことです。
用便は自力で行うこと、早朝の太陽に感動すること、等の自助努力は必要です。その為の歩行などの支援も思いのままに受けることが出来ます。自律神経を正常に保つためにもオムツ着用は避けねばなりません。用便は通常2~3時間に毎に起こるものです。そこでトイレへの促し声掛け、歩行支援を受ければ良いのです。
介護の基本は用便支援、行動支援、歩行支援、日常生活支援です。この様に、現在一人暮らしでも将来の心配を取り除くための移住への道もあるのです。

食べれば出るトイレへの誘導、用便支援、心身のリラックスには毎日の入浴支援も欠かせません。何よりも大切な事はステキな景色の中で早朝の太陽を浴び、光景に感動することが体内時計を正常にリセットします。健康な老後を望むなら早寝早起き早朝の太陽に合奏する感動から始める事です。
幾ら健康に気遣う余生でも、必ず要介護が必要になりまなってす。その時になっては後の祭りです。その日の為に24時間体制の行動支援や歩行支援を求めなくてはなりません。。
フィリピン移住で手厚い支援が可能ですから自助自立は最小限ですが、人生を楽しむ為の自助努力は必要です。



 この様に老いと共に増えるのが要介護者です。認知症予備軍も現実はもっと多いと聞きます。自分の身は自分で守らなくてはなりませんが、定年後の元気な内は、「自分は大丈夫」と、脳も楽な方へと考えます。身を守るとは、生活習慣などの見直しをしなければならないということです。
 フィリピンは常夏の国、寒さの無い国です。年寄には住みやすく行動的になれる気温(マリンドゥケ島)で余生を楽しめます。ホスピタリティー旺盛なな国民性は介護者には向いています。フィリピン移住に介護を求めことで気遣いの無い生活が可能になり、心身共に健康に楽しい余生を過ごすことが出来ます。今後益々高齢人口が増える日本です。介護難民にならない為にも老後の生活のあり方、終の棲家を選ばなければなりません。一人暮らし、ご夫婦が共に余生を楽しむ選択肢でもあるのです。が、年寄は頑固、住み慣れたところから離れたくないのが一般的、少しでも健常時代に将来安心の余生のあり方をよく話し合いを持ち、その日の介護の在り方を考えなくてはなりまさん。









 



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フィリピン移住介護の心配いらない余生



10年後には、65歳以上の5人に1人が認知症になる

怖い推計が発表されています。認知症になればオムツ着用の確立が増え、介助・介護の余生が待ち受けています。。

 こんな衝撃的な数字が、政府が策定した「認知症国家戦略案」から明らかになりました。2012年時点で65歳以上の認知症の人は7人に1人(462万人)。これが団塊の世代が75歳以上になる2025年には、65歳以上の5人に1人にあたる700万人前後に増えるということです。

そして、「隠れ介護 1300万人の激震」ーーと日経ビジネスが報じたのは、昨年の9月。就業者6357万人(総務省統計局の労働力調査)の実に5人に1人が隠れ介護で、その多くが40代以上で、管理職クラスの課長以上が半数を占めるとし、「介護離職をいかに食い止めるかが、企業存続の鍵」と警鐘を鳴らしたのです。

そればかりではありません。高齢者の「貧困率が高い国」 1位韓国、日本4位とOECD加盟国mの65歳以上人口のうち、12.6%が相対的貧困層に属することが最近の調査でわかりました。相対的貧困層とは、所得がその国の世帯平均の50%に満たない集団を意味します。統計全体では高齢の女性は男性よりも貧困状態に陥るリスクが高いいうことです。


「高齢者人口」のピークは2041年
2014年現在、「高齢者人口は3296万人、総人口に占める割合は25.9%と共に過去最高(H26.9.16総務省統計発表より)」になっています。外を歩けば4人に1人は高齢者、そんな時代です。これが今後さらに増え2025年問題に発展するのですが、その鍵を握るのが団塊ジュニア。第2次ベビーブーム世代と言われる人たちです。
2023年に彼らが50歳を迎える時、その親である団塊の世代はすでに後期高齢者。まずは親子揃って「50歳以上」にカウントされます。
そして15年後には彼らも前期高齢者。団塊の世代と団塊ジュニアがそろって高齢者になるこの頃が高齢者人口のピークだと予想されています。
高齢者人口は2040年頃のピークを境に減少していきます。
ですがこのまま出生率が下がり続ける限り、高齢者の「割合」が下がることはありません。しかも今後予想されるのは、さらにその大半が支援なしでの生活が難しい後期高齢者だということ。これを高齢者1人に若者1.3人、というほぼマンツーマンで支えていくことになります。
そしてほどなく訪れる高齢者人口4割の時代。
日本の高齢化は、世界のどの国でもいまだ経験したことのないレベルを突き進んでいきます。


後期高齢者化、単身世帯化、未婚化への対応

国立社会保障・人口問題研究所は4月11日、「日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)」を発表した。これにより「2010年国勢調査」を基準にした人口と世帯数の将来推計が、全国と都道府県別で出そろった。

これらの将来推計から注目されるのは、日本の高齢化は単に65歳以上人口が増えるだけでなく、「後期高齢者化(75歳以上人口の増加)」「単身世帯化」「未婚化」を伴いながら進んでいく点である。しかも、大都市圏でこうした変化が顕著に現れていく。

まず「後期高齢者化」をみると、35年は10年に比べて、75歳以上高齢者が58%(826万人)増となる(表)。ちなみに65~74歳の前期高齢者は、16年からおおむね減少局面に入り、同期間内で2%(34万人)減少していく。増えていくのは後期高齢者である。

地域別にみると、後期高齢者は大都市圏で急増する。例えば、10年から35年にかけて東京圏の後期高齢者の増加率は85%。全国の増加率58%に比べて著しく高い。後期高齢者は要介護認定率が高いので、今後大都市圏を中心に医療・介護需要の急増が予想される。

次に「単身世帯化」をみると、単身高齢者数(65歳以上)は10年から35年にかけて53%(264万人)増加していく。大都市圏の単身高齢者の増加率はさらに高く、東京圏では71%となる。

単身高齢者が増加する要因の一つは、やはり高齢者人口の増加だ。ただし、10年から35年にかけて単身高齢者は53%増加するのに対して、高齢者人口の増加率は27%。つまり、高齢者人口の増加だけでは単身高齢者の増加を説明できない。

それ以外の要因としては、結婚した子供が老親と同居しない傾向や、高齢者の中で未婚者の比率が高まることが挙げられる。未婚者は配偶者がいないので、単身世帯になりやすい。

高齢未婚者が急増

最後に「未婚化」をみると、65歳以上の未婚者数は10年から35年にかけて229%(275万人)も増えていく。65歳以上人口に占める未婚者の割合をみても、10年の4%から35年には11%になる。

未婚化の進展は、単身高齢者の増加要因になる。既に東京都では、一人暮らしの65歳以上男性のうち、32%は未婚者である(『10年国勢調査』)。そして未婚の単身高齢者は、配偶者のみならず子供もいないので、老後を家族に頼ることが一層困難になるだろう。

以上のように今後、要介護になる可能性が高く、同居家族をもたず、また未婚のため配偶者も子供もいない高齢者が増えていく。従来型の同居家族を前提にした支援体制では限界があり、社会として対応していく必要がある。

鍵を握るのは、地域づくりと社会保障の強化・重点化であろう。とりわけ大都市圏の単身高齢者が要介護になっても地域で暮らせるように、地域ごとに医療・介護・生活支援・予防などの供給体制を整備することは重要だ。

問題は、支援体制を整備していくスピードだ。後期高齢者化や単身世帯化、未婚化は、25年頃までに急速に進み、その後は緩やかな増加となる。つまり、今後10年間で体制を整備する必要がある。残された時間は多くない。

表で分かるように65歳以上の35年の高齢者の人口数は3,741万人、その内単身者数は762万人、未婚者数395万人、
75歳以上人口は1,419万単身者数466万人、未婚者数152万人と推計されています。全国でこんなに多くの一人暮らしが増えるということになります。「自分だけは元気に暮らせる」と言う考え方を改め、将来「誰のお世話になるか」を真剣に考えなければならない世の中になることになります。

 高齢者数の将来推計

(単位:万人)

全国 東京圏
2010年 35年 増加率 2010年 35年 増加率
65歳以上人口 総数(1) 2,948 3,741 27% 732 1,045 43%
単身者数(2)
((2)÷(1))
498
(17%)
762
(20%)
53% 137
(19%)
235
(22%)
71%
未婚者数(3)
((3)÷(1))
120
(4%)
395
(11%)
229% 37
((5%)
- -
75歳以上人口 総数(4) 1,419 2,245 58% 318 588 85%
単身者数(5)
((5)÷(4))
269
(19%)
466
(21%)
73% 69
(22%)
135
(23%)
96%
未婚者数(6)
((6)÷(4))
44
(3%)
152
(7%)
244% 13
(4%)
- -







衝撃な調査発表
 

ベービーオムツより大人のオムツの売り上げが多いことが明らかにされました。


その原因は、病院や老人ホームではお漏らしが続けばオムツ着用を余儀なくされます。
その結果、益々脳機能が衰えてしまいます。

また、呑み込みが悪くなれば、安全策ともとれる、流動食の食事が日常的になります。
その全てが人材不足が大きく関わっています。

フィリピンでは介助・介護のお世話人は思いのまま、症状に応じて雇用が可能です。
物価が安いとは、雇用費が安い国を選ぶのが老後を安全に暮らせることになるのです。

オムツ改善は、個人差にもよりますが、2時間置き、3時間置きにトイレ誘導すればオムツは必要ありません。
老化現象から来る流動食改善、
食事もゆっくり、一口噛み噛み30回を守る生活環境で予防・改善が可能と私は信じています。





●考えませんか オムツの無い健康な余生

 
ご存知ですか、オムツ業界のお話です。
なんと売り上げがベビーオムツより高齢者、いわゆる大人のオムツの売上が多いことが明らかにされました。
もちろん、少子高齢の原因も多いと思いますが、そもそも老人がオムツを着用しなければ生活に支障を起す健康上の問題があるようです。

 日常生活の自立は、「口から食べる」「トイレで排泄する」「体が動く」「ぐっすり眠る」の4つの機能から成り立っていると思います。
そしてこの4つの機能は、人間が人間らしく生き続けるために、本人が求めている最低限の生理的欲求ともいえます。
この4つの機能の維持・回復のために、なにができるのかが問われます。


人間、食べれば排出するのは命の基本です。
ですが、オムツに排泄すること、オムツを人に替えてもらうことは「人間の尊厳」にかかわる大問題です。
オムツを使わないケアが理想ですが、オムツをうまく使うことで高齢者の生活を支援することもできますと日本の介護の現場では言います。その原因は人材の不足が招いていることも明らかにされています。



 もし、移住中に老化現象で体の機能不全が起これば、
 MiyukiHouseでは、尊厳の回復、機能回復を行う為に24時間の排泄誘導のお世話を可能にしています。
オムツを取る訓練、機能回復には、健常者と比べて高齢者の排尿の特徴は、1日の総尿量は減り、総尿回数が増え、1回あたりの尿量が減少していく傾向があり、昼にくらべて夜の尿量が増えるのも高齢者にみられる一般的な傾向と人によりますが、ホームでは、三人体制で2時間~3時間おきにトイレに誘導する支援を行います。それにより尿意や便意をもよおしの改善にもつながるのです。
また、機能回復には伝達神経が大切になります。自律神経を活性化するために、日の出の散歩、日光浴、海気浴、大自然の景に感動するお世話をし、五感の活性化、セロトニンの活性化を期待したお世話をいたします。副交感神経が活性化されれば、膀胱の筋肉が活発に働き、肛門筋の弛緩によって、排尿や排便を促す効果が期待できるのです。

トイレが使えなくなる原因のひとつに、トイレ動作の問題があります。
脳機能や運動機能の障害によって、トイレに移動できない、便座に移乗できない、パンツの上げ下ろしができないことが原因で、オムツに排泄せざるを得ない状況に追い込まれてしまった高齢者もたくさんいます。

高齢が進むと誰しもが、トイレ問題を抱えるようになりが、ホームでは、人の手の支援を心掛けています。






高齢者の自立排泄の概念を紹介します。健康知識




 排泄トラブルは、60歳で23.7%、70歳で29.7%が排泄のトラブルに苦しんでいるといわれます。恥ずかしく相談できないから放置する、悪循環があるようです。

・夜中にトイレによく起きる・よく眠れない 45.3%
・トイレに行く回数が多い 38.1%
・外出先の困りごと(トイレを探すのが大変、
・旅行やお出かけが楽しめない、不安)
24.3%
・友人や知人に知られるのがイヤ 10.1%
・飲み物やお酒を控えるようになった 8.1%
・家族に気づかれるのがイヤ 6.6%


  特に後期高齢者において、「ちかい」「もれる」「出ない」の排尿障害と「便秘」の排便障害が急増します。尿失禁・便失禁により、本人は羞恥心にさいなまれ、自己嫌悪に陥り、自律性の喪失にもつながっていきます。こうした状況にある高齢者は、やがて、閉じこもりがちになり、自立への意欲を失ってしまうこともあります。
人間は、生命活動を行っている以上、尿意や便意がなくなるということはありません。下半身マヒや四肢マヒなどがない限りあり得ないことなのですが、高齢者の中には尿意や便意を失ってしまう人がいます。それは何故なのでしょうか?
病院や老人ホームなどでおむつを使用するようになりますと、決められた時間に行うおむつ交換だけで排泄を処理することになり、高齢者自身がもよおす尿意や便意を気にかけられることがなくなります。すると、せっかく尿意や便意をもよおしてもトイレに行く機会だけでなく、トイレに行く気力さえ失ってしまうのです。
高齢者になりますと、自分の意識や感覚を上手に伝えられなくなるケースもありますが、尿意や便意がなくなっているわけではありません。例えば認知症高齢者では、本人が尿意や便意を感じているにもかかわらず、家族や介護者がそれを感じ取ってあげられないために、トイレまで誘導できないことがあります。また、老化によって尿道括約筋が衰えて、いわゆる“おもらし”をすることがあったとしても、そのとき本人は尿意を感じているはずです。

脳卒中によって片マヒを起こしている人でも、膀胱や直腸の感覚までがマヒすることはありません。また、パーキンソン病によって感覚神経が鈍くなっているとしても、同様。こうした人の場合は、確かにすぐにトイレに行くことができずに“おもらし”してしまうことはあります。そうした場合、それを尿意や便意の喪失と勘違いされることで、おむつの着用という措置をとられることがありますが、最初に説明した通り、おむつの着用によって尿意や便意が喪失されることがあると考えますと、その措置は負の連鎖と言っても過言ではありません。

尿意や便意、さらに皮ふの感覚までが喪失されるのは、下半身マヒや四肢マヒの場合だけ。ただし、下腹部に張りを感じたり、頭が重く感じたりなど、「代償尿意」「代償便意」といった感覚が生まれることもあります。そう考えますと、要介護者を注意深く観察して、一人一人に合った排泄ケアを行うことがいかに大切かということが分かります。

排便は、環境要因やその時の精神状態により様々な反応を提示します。
基本的に種々の排便反射は"副交感神経優位時に活性化し、交感神経は抑制的に働きます。
これは、私たちが旅行や緊張する場面などのストレスの掛かる時は便秘になりやすく(交感神経優位状態)、旅行から帰り我が家のトイレに入った時や緊張場面を過ぎほっとした時に排便がスムーズになる(副交感神経優位状態)というような、生活の中で頻繁におこっている現象です。
このことより、機能的に問題のない単純性の便秘症ならば、音楽や環境を整えリラックスを心がける事で改善される可能性が考えられます。逆に緊張場面が多く、または神経質でリラックス出来にくい人は便秘になりやすいといえます。
排便についての自律神経の働きは今だ解明されていない要因も多くありますが、大脳は便の直腸への移動など物理的な刺激による排便反射を、周りの環境や状況によって判断し抑制するのが主な働きと考えられています。


人間性回復、確かに回復への道は厳しいかも知れませんが、
トイレ支援(誘導)を2~3時間置き、24時間を行うことが可能なのがフィリピン移住の大きな利点だと考えます。



高齢者の排尿の基本


   健常者 高齢者の実態 
 尿の生成 1200~1500cc/日  1100~1200cc/日 
膀胱の状態   
  • 膀胱での蓄尿:300~500cc(膀胱容量:500cc)
  • 尿意は200~300cc
  • 膀胱の萎縮・弾力性の衰え
  • 膀胱支配神経の不安定、膀胱内圧の異常
  • 骨盤底の衰え、尿道の狭窄
 
男女差   

尿道の長さ

  • 男性/16~20cm
  • 女性/3~4cm

障害

  • 男性に多い排出障害
  • 女性に多い蓄尿障害
 
 1回の尿  200~300cc 100~150cc 
 排尿頻度  5~6回/日  
  • 頻尿傾向:8~10回/日(日中:6~8回)
  • 夜間多尿傾向:ホルモン分泌の日内変動(就寝時:2~3回)
 尿流率  20~30cc/秒(排尿時間:15~30秒)
  • 尿流率の低下:老化や疾患の影響
  • 残尿、尿路感染
 








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